日本には多くの宿場町がありますよね!
中山道の宿場町の一つ、馬籠宿(まごめじゅく)と妻籠宿(つまごじゅく)をご存知でしょうか?
江戸と京都を結ぶ中山道にある馬籠宿と妻籠宿は、江戸時代に参勤交代など人が行き来するための宿場町として栄えていました。
馬籠宿は岐阜県中津川市にあり、妻籠宿は長野県木曽郡南木曽町にありますが、10kmほどの近い距離にあるので、2箇所まとめて訪れる人が多いです。
どちらも趣のある古い町並みが残っており、おすすめの観光スポットです。
今回は、馬籠宿・妻籠宿のおすすめ観光スポットTOP5をランキング形式でお送りします。
馬籠宿・妻籠宿は、江戸時代の建物を大切に残してきた町で、町全体がタイムスリップしたかのような独特な雰囲気が漂っています。
馬籠宿・妻籠宿でおすすめの観光スポットとはどんなところなのでしょうか?
それでは、ランキングTOP5を発表させていただきます!
もくじ
馬籠宿・妻籠宿のおすすめ観光スポットランキングTOP5

馬籠宿は坂の多い宿場町で、石畳の坂や水車小屋など古き良き独特な雰囲気があります。
この独特な雰囲気の中で散策するのを楽しみに、多くの観光客が訪れています。
妻籠宿は馬籠宿よりも標高の低い場所にあり、坂道はそれほど無く、どちらかというとなだらかな宿場町です。
どちらも両側に宿やお店が立ち並び、昔の町並みを楽しみながら散策できます。
1位:馬籠宿の町並み

馬籠宿は、道路の両側にお土産屋さんや五平餅やおやき、お煎餅、そばなどの食事処が立ち並ぶ江戸時代の古い町並みを残した宿場町です。
石畳の坂道や水車小屋が特徴的で、食べ歩きをしながら散策を楽しんだり、風情のある古い町並みを背景に写真を撮る人が多くいます。
犬を連れて散策している方も多く見受けられました。
馬籠宿の町並み全体がどこか昔懐かしい感じがします。
この町並みを歩いていると、心がほんわかしてとても心地よいひとときが過ごせますよ。
町並みの道路両側に五平餅とおやきを販売しているお店が何軒かあるので、是非食べてみてくださいね!
五平餅は、丸い団子を3、4個串に刺したものと、平ぺったい四角い形のものとお店によって違います。
くるみやごまをすりつぶしたタレで香ばしく焼かれたおやきは絶品です!
おやきは、野沢菜・かぼちゃ・なす・あんこなどの種類があり、どれも美味しかったです!
2位:馬籠宿の水車小屋

馬籠宿の石畳の坂を上っていくと、最初の曲がり角に「枡形(ますがた)の水車小屋」が見えてきます。
枡形の水車小屋があるのは、江戸時代、全ての宿場町に敵の侵入を防ぐため宿場町の出入り口に防衛として築かれたからです。
この水車小屋の角を曲がると、階段状の石畳の坂道があるのですが、水車と坂道の光景が素晴らしいんです!
この素晴らしい光景を目当てに訪れる観光客も多く、撮影スポットになっています。
私が訪れたときには、この水車小屋と石畳の階段を絵に描いている人がいました。
水車小屋の中は休憩所になっており、水力発電としても利用されています。
発電された電気は、水車小屋のライトアップや室内照明、向かい側の常夜灯の電力として利用されています。
3位:藤村記念館

藤村記念館(とうそんきねんかん)は、馬籠宿の石畳の町並みのちょうど中央あたりにあります。
小説「夜明け前」を書いた島崎藤村の幼い頃から晩年までのことを詳細に知ることが出来る文学館です。
島崎藤村は馬籠宿の旧本陣で生まれ、国学者の父から論語などを学び、読書がとても好きだったようです。
生家は大火でほとんど焼けてしまったそうですが、記念館内には祖父母の家が残っており、少年時代はその家で勉学に励んだそうです。
当時の藤村の勉強部屋を再現した部屋を見ることができます!
また、藤村が執筆していた原稿がいくつか残っており、修正した跡が残る原稿が館内に展示されています。
藤村の執筆した多くの本が当時発行された状態で残されており、藤村の幼い頃からの家族写真や晩年の写真などが展示されています。
島崎藤村のことを深く知ることができ、藤村のことをあまり知らなかった人でも藤村の生き様を垣間見ることができます。
4位:馬籠見晴台(馬籠ふるさと広場)

馬籠宿の石畳の坂道を上りきった終点あたりに、馬籠見晴台があります。
石畳をずっと歩いてきて疲れるので、ちょうど休憩地点としてぴったりです。
馬籠見晴台では、休憩したり見晴台から遠くの山々を見ている人が多くいました。
私達もここで休憩をとり、見晴台から見える恵那山や他の山々を眺めました!
とても綺麗な景色でした!
紅葉の時期にくると、感動する景色だと思います。
島崎藤村親子の歌碑などがあります。
5位:妻籠宿の町並み

馬籠宿から車で20~25分ほどで妻籠宿に到着します。
妻籠宿も町全体が歴史を感じる風情のある観光スポットです。
馬籠宿とは雰囲気が少し違い、しっとりとした昔懐かしい趣のある町並みです。
道路両側に宿やお土産屋、そばや五平餅、栗きんとんなどのお店が並んでいますが、私が訪れたときには、コロナの影響からか閉まっているお店が多かったです。
江戸時代に宿場町に設けられた敵の侵入を防ぐ「枡形の跡」が残っています。
妻籠郵便局は昔の古い作りをそのままに現在も利用されており、妻籠宿の町並みに溶け込んでいます。
町の中央辺りに妻籠宿観光案内所があります。
西洋風の木造の薄緑色の建物で、周りの建物とは一風異なるので少し目につきます。
明治時代に建てられ、役場として利用されていたこともあるようです。
妻籠宿は日本で最初に、「古き良き町並みを後世に残そう」と町の人々が建物や土地を「売らない・貸さない・こわさない」と住民憲章をつくり、町並みを守ってきたそうです。
古い町並みを守るために、今もここで生活を続けている住民の方々がいらっしゃるんですね!
馬籠宿・妻籠宿のおすすめグルメは?
馬籠宿・妻籠宿で散策していると、飲食店が多く、様々なグルメが楽しめます。
おやき
おやきは馬籠宿・妻籠宿でいくつかのお店で販売されています。
店頭で蒸して販売されているところが多いので、熱々を食べられるのも魅力の一つです。
野沢菜・かぼちゃ・なす・肉などのおかず系のおやきもあれば、あんこ・よもぎ・クリームなどの甘いおやきもあり、様々な味を楽しめます。
五平餅
タレが独特な馬籠宿・妻籠宿の五平餅は、クルミやごまをすりつぶした醤油ダレで香ばしくてとても美味しいです。
平ぺったい四角い五平餅を販売しているお店もありますが、丸いお団子を3・4個串に刺したお団子状の五平餅を取り扱っているお店が多いです。
お団子状の五平餅は、お値打ちで100円~120円で購入できます。
信州そば
石臼で自家製粉したそばを取り扱っているお店や、山菜そば・恵那鶏そば・すんきそば・揚げそば・カレー南蛮そばなど信州ならではのそばを提供しているお店があります。
お漬物
野沢菜を始め、この土地ならではの味付けで様々な野菜のお漬物が販売されています。
私達がお焼きを購入し、お店で食べていた時に、お茶請けで3種類くらいのお漬物を一緒に出してくれました。
食べたことのない味のお漬物ばかりでとても美味しかったです。
馬籠宿・妻籠宿を訪れた人の口コミは?

お昼に蕎麦を食べたけど、美味しかったよ!
石畳の町並みを歩いていると優しい気持ちになれるわ。
おやきにお煎餅に五平餅に・・・名物をたくさん食べたわ!
枡形の水車小屋と石畳の階段は必ず写真を撮るよ。
僕は妻籠宿の枡形の跡や町並みが好きでね、しっとりとした雰囲気で趣があっていいんだよ。
まとめ

ここまで、馬籠宿・妻籠宿のおすすめ観光スポットランキングTOP5をお送りしました。
馬籠宿・妻籠宿は坂道が多く、長い距離を歩くので、履きなれたスニーカーで行くのがおすすめです!
どちらも人気の観光スポットなので、休日には多くの人々で賑わっています。
お煎餅やおやき、五平餅などの食べ歩きを楽しみながら古き良き町並みを散策するのは、気持ちがいいですよ!
今度の休日にあなたも馬籠宿・妻籠宿を訪れてみませんか?
このおすすめ観光スポットランキングTOP5がお役に立てると嬉しいです。