あの子は育てやすそうでいいなぁ、どうしてうちの子はこんなにも手がかかるのだろう?
そう思ったことはありませんか?
- なかなか寝てくれない。
- 寝たと思ってもすぐに起きてしまう。
- すぐにギャン泣きする。
- 他の子よりも敏感で癇癪持ち。
- 食べてくれない、食べ散らかす。
- 他の子供と同じことが出来ない・・・・。
挙げだしたらキリがないくらい子育ての悩みってあるんですよね。
私も人一倍、子育てには苦労し悩みました。
どうしてこんなにも手がかかるの?
なぜ次から次へと問題ばかり起こすの?
私の育て方が悪いの?
今、息子は小学校高学年になっており、その頃の大変さはありませんが、今でも当時の大変だった出来事は覚えています。
もう毎日ヘトヘトでした!
全然言うことを聞いてくれないし、他の子と違うことばかりするし、もう子育てから逃げたい!!
いつもそんなふうに思っていました。
同じような悩みを抱えているママもいらっしゃると思います。
私の体験談になりますが、「子育てから逃げたい!なぜこんなにも手がかかるのか問題ばかり起こすのか?」と題してお送りします。
もくじ
子育てから逃げたい!

息子は生まれたときから、人一倍甲高い声をあげて泣く子供でした。
生後6ヶ月くらいまでは、なかなか寝てくれない、少しの物音ですぐ起きてしまう、ちょっと敏感なところがあるし手がかかるような気がするって思いながら育てていました。
初めての子育てだし、母親の私が慣れていないのだから、仕方ないよねって思っていました。
なぜこんなにも手がかかるの?
ここからは月齢ごとにお話していきます。
6ヶ月~
その後、週に何日か支援センター(私の住んでいた地域では、午前中のみやっている支援センターでした)に通うようになりました。
保健師の方が家庭訪問でいらっしゃった時に相談したのです。
- 午前:支援センターでお友達と遊ぶか散歩に出かける。
- 午後:昼食後、寝かしつける。
こういう流れで寝てくれるとおもったのですが、昼食後寝かしつけても、なかなか寝てくれません。
- やっと寝てくれたと思ったら、そばを離れるとすぐに起きてしまう。
⇩
- 昼寝してくれないから、夕方の変な時間に急にカクンと寝てしまう。
⇩
- そうすると、夜もなかなか寝てくれない。
そんな日々の繰り返しでした。
夜に寝てくれないし、夜中も何度も起きる生活が1歳過ぎても続き、私も眠れないし、体はクタクタでした。
1歳頃~
1歳2ヶ月頃になると、息子は歩けるようになりました。
午前中は支援センターや児童館で過ごすことが多いのですが、絵本の読み聞かせの時間や皆で体操や踊ったりする時間になり皆の集まる場所に連れてくるのですが、一人でどこかに行ってしまうのです。
何度も何度もこういうことが続きました。
他のお友達は皆、楽しそうに絵本の読み聞かせを聞いたり、踊ったりしているのに、なぜうちの子は出来ないんだろう?
1歳6ヶ月頃~
1歳6ヶ月過ぎても、なかなか寝てくれない、少しの物音で起きてしまう状態は続きました。
1歳までの睡眠状態と比べると少しずつですが、良くはなっています。
しかし同じ月齢くらいのお友達のお母さんたちと話していても、うちの子は寝てくれないし、敏感なところがあるなぁと思っていました。
児童館や小児科に行くと、本棚の本をたくさん下(床)に落としてその中から自分の気に入った本を探したりしていました。
毎回たくさんの本を下に落としているので拾うのも大変で、どうして他の子はこういうことをやらないのに、うちの子はこういうことをするんだろう?
と思っていました。
また、自分流のやり方があるようで、「こうでないといけない」というこだわりが強く、いつまでもそのことにこだわっていました。
なぜこんなにも他の子と違う行動ばかりするの?
2歳頃~の様子をお話していきます。
2歳頃~2歳6ヶ月
大分眠りのリズムはついてきましたが、少しの物音でギャーッと泣いて起きてしまうのは変わりませんでした。
この頃になるとイヤイヤ期が始まり、もともと持っていた過敏な性質と癇癪が激しくなっていきました。
児童館や支援センターに行って他のお友達と遊ぶのですが、気に入らないと遊び道具をクチャクチャにしてしまうのです。
他の友達とも遊び方や行動が少し違っています。
相変わらず絵本の読み聞かせや皆で集まって踊ったりする時間になっても、一緒にやろうとしません。
息子だけ違うところで遊んでいます。
2歳6ヶ月の時点で次のようなことが気になっていました。
- お友達と違う行動をすることが多く、思うようにいかないと泣き叫ぶ。
- 皆と一緒に行動したり、遊ぶことが苦手。
- じっとしていられない、多動の傾向がある。
- 過敏で少しのことで癇癪を起こす。
- こだわりが強い。
どのように子供と接したらいいのか?

ざっと生まれてからの息子の成長の過程や様子をお話しました。
ここからは、悩んだ末、私はどう行動していったのかをお話していきます。
市の発達支援相談センターに相談
市の発達支援相談センターがあることを知り、子供と一緒に行きました。
専門家の方は、息子に話しかけたり遊ぶ様子を見ながら、今までの息子の成長過程を詳しく聞いてくださいました。
子供の様子を見てもらっところ、
ということになりました。
3回の受講後、専門家の方から
療育保育園に親子で週に何度か通うといいかもしれませんね。
療育専門の保育士からその子にあった接し方のコツを学んだり、同じような悩みをもつお母さんや子どもたちと一緒に過ごしていくことで少しずつ子供の様子が変わっていくかもしれませんよ。
と言われました。
療育保育園で子供との接し方を学ぶ
幸いにも自宅から車で5分ほどのところに療育保育園があり、園長先生もとても素晴らしい方でした。
2歳7ヶ月~3歳6ヶ月
2歳7ヶ月から療育保育園に通うようになりました。
療育保育園はこのようなところでした。
- 月曜~金曜日までの5日間、通う曜日を決めて親子で通う。
- 初めは少しずつ通い、慣れてきたら、週に4日・5日間通ってもいい。
- ただし、一日の定員は30名(定員オーバーの時は日程を変更してもらうこともあり)
- 午前9:00~午後1:30までで、弁当と水筒を親子ともに持参。
- 療育専門の保育士6名+言語聴覚士1名+園長先生で構成。
- 月に1度か2度、個人ごとに言語聴覚士によるその子に合わせた言語のレッスンあり。
- 3.4ヶ月に一度、音楽療法士による音楽療法の時間あり。
この療育保育園に通うようになったら、子供の様子は徐々に変化していきました。
療育専門の保育士さんなので、一人一人の子供に寄り添って、その子の性質に合った対応・接し方をして下さるのです。
癇癪持ちの子、こだわりの強い子、言葉がなかなか出てこない子、ゆったりペースでお友達と馴染めない子など色々な子どもたちが通っているのですが、その子に合った話し方・間の置き方・接し方を保育士の方はしていました。
そして、その子の良さを引き出したり成長を促そうとしていました。
ここに通い、担当保育士さんから息子の接し方・対応の仕方、言葉のかけ方・子供の話の聞き方など多くのことを学びました。
また、同じ悩みをもつお母さんの集まりなので、お互いに自分の子供の悩みを話し合ったりしているうちに、自分の心も穏やかになっていきました。
1年間通いましたが、この2歳~3歳までを療育保育園で1年間過ごせたことは今でもとても良かったと思っています。
療育を受けていなければ、今の息子の姿は違うものになっていたと思います。
なぜこんなにも問題ばかりおこすの?
療育保育園を1年間で終了し、近所の保育園に通うことになります。
3歳7ヶ月~6歳
加配(発育が遅かったり、発達に障害があるかもしれない子供、意思疎通が苦手な子供に担当の保育士を付け加えること)が必要かなと思っていたのですが、療育のお陰で加配は不要と言われました。
しかし、年少児~年長児までずっとお友達とのトラブルは絶えませんでした。
しょっちゅうというわけではないのですが、自分の意思疎通が下手だったり、こだわりが強いところが出てしまって、時々、友達を引っ掻いてしまったりしていました。
そのたびに友達のお母さんに謝っていました。
何度もトラブルが続くと、「なぜこんなに手がかかるの?問題ばかり起こすの?」と思っていました。
しかし、療育保育園で学んだ接し方や言葉のかけ方などに気をつけて過ごしました。
ずっとこの大変な状態が続くわけではない、子供の年齢に応じて子育ての悩みは変わっていくから大丈夫!と自分に言い聞かせながら、過ごしていました。
子育てから逃げたい!まとめ

以上、「子育てから逃げたい!なぜこんなにも手がかかるのか問題ばかり起こすのか?」と題してお送りしました。
子育てはうまくは行かないもの、思い通りには行かないものと分かっていても、あまりにも大変すぎる子育ては辛いですよね!
つい育てやすそうな子供と比べてしまう・・・。
どうしてこんなにも手がかかるんだろう。
なぜ次から次へと問題ばかり起こすんだろう。
もう子育てから逃げたいよ、自分の時間が欲しいよ・・・。
そんなふうに悩んできました。
でも、子育てはその子の性質によって本当に扱いやすさが違うんですよね!
育てやすい子もいれば育てにくい子もいる、これは事実なんですよね。
母親のあなたが悪いわけではないんです!
本当にその子の性質なんです。
そうと分かっていても母親は悩み、苦しみますよね!
いろいろな子育ての仕方、その子の性質に合った対応の仕方があるかと思います。
一般的によく言われることですが、子育てに正解はありません。
だから、自分を責めないで、その子に合った接し方・育て方をあなたなりのやり方で、時には誰かに相談しながら、見つけていけばいいと思いますよ。
一人で抱え込まないで、市などの公的機関の力も借りて、近所の人など色んな人の力を借りて、子供を育てていきましょう!